【カナエール 2015 夢スピーチコンテスト 横浜】
自分で道を選んできた。これからもどんな困難も乗り越えていきたい。施設の子どもたちを応援してほしい。
2015-06-28 13:50:434人目はカナエルンジャーパープルのりん。夢は難民支援にかかわる仕事をすること。大学1年生の女の子です。
2015-06-28 14:15:28私の夢は難民の人たちが幸せになるお手伝いをすること。小2のときに出会った一枚の写真。がりがりに痩せ細った子ども。8歳の私でも、この子が食べ物がなくて苦しんでいるのがわかった。世界中の苦しんでいる子どもたちのことを調べた。困難の中でもいまを一生懸命生きている彼らの姿に心を打たれた。
2015-06-28 14:18:47私の家庭環境はよくなかった。朝も、夜も、ご飯をたべるときも家には誰もいなかった。 誰かに認めてもらいたくて勉強をがんばったが誰も見てくれなかった。でも世界にはもっとがんばっているひとたちがいると思うと頑張れた。
2015-06-28 14:19:58施設に入ってからのこと。学校のテストで96点ととった。100点でなかったことを 叱られると思ったが、施設の先生はすごいじゃんとほめてくれた。がんばりを認めてもらえてとてもうれしかった。9年間の施設の生活で大きな愛と家族を得ることができたと思っている。
2015-06-28 14:21:17物資を難民に届けることは大切な支援。でも私は彼らの心に寄り添う支援がしたいと思っている。進学にあたって、こんなに学費をかけてまで本当に大学に行きたいのか悩むこともあった。先生とたくさん話し合った。いまは大学に行って本当に良かったと思う。これからたくさんチャレンジしていく。
2015-06-28 14:22:49続いてステージ上がったのはカナエルンジャーブルーのかっつみー。専門学校2年の男子。子どもと本気でぶつかり合える施設職員になるのが夢。
2015-06-28 14:25:29小4から施設で暮らしている。歌を歌うことが好き。高校から軽音でバンドのボーカルをしている。夢は施設の職員になること。きっかけは施設の先生との約束。
2015-06-28 14:26:30その先生は僕にとって特別な存在。とてもよく面倒を見てくれて、子どものことが好きなんだなと伝わる。すごい人だと思った。 一緒にお風呂に入ったとき、将来のことを話した。かっつみーは人の気持ちがわかるから施設の先生が向いているんじゃないかな。一緒に働こうよ。と言われた。
2015-06-28 14:28:52僕は悩んだ。いま約束しても言葉だけの約束になってしまうのではないか。 高校に入れたとしても、専門学校の学費はどうしよう。でも先生と一緒に働きたかったから約束をした。
2015-06-28 14:29:42先生は突然いなくなった。病気で亡くなった。 バイトから帰ってその話を聞いたとき、心の底から泣いた。 約束したじゃないか。頭が真っ白になり、何もできなくなった。
2015-06-28 14:30:18約束さえ忘れなければ、先生は心の中で生きていると思う。 施設の後輩たちに伝えたい。絶対支えてくれる人がいる。今日、会場にきているひと、施設の先生。誰でもいい。ひとりで解決しようとしないで周りの大人に頼ってほしい。道は開けるはず。僕も今日からまた夢の実現に向かって進んでいきたい。
2015-06-28 14:35:30最後に登場するのはカナエルンジャーピンクのもっか。ウエディングプランナーを目指す専門学校1年の女の子です。
2015-06-28 14:36:40高校時代の野球部のマネージャーの経験。4歳から高校卒業まで施設で過ごした。中学ではソフトボール部。毎日一生懸命練習した。高校では卒業後のためのお金をバイトでためなければいけないので、部活動は諦めていた。
2015-06-28 14:40:17でもソフトボールが大好きだった私は、部活なしの高校生活は考えられなかった。でも部活でかかる費用は膨大だった。チームのシャツは5000円。遠征費は年間15万円もかかった。
2015-06-28 14:41:14まずアルバイトをした。高校1年の1月に目標の50万円ためることができ、2月にマネージャーとして入部した。部活は大変だった。私の存在は必要なのか、なんのために頑張っているんだろうと思うこともあった。 施設の先生に弱音を吐いてはいけないと思い、つらくても気持ちを押し殺した。
2015-06-28 14:42:35頑張れたのは、選手の努力を一番身近に見てこれたから。誰かが輝くために何かをしてあげたい。自分以外の誰かの成功を願ったのは初めてだった。私自身が誰かのために必死になれる仕事につきたいと思うようになった。進路相談でウエディングプランナーという職業に出会った。
2015-06-28 14:43:39専門学校でブライダル化の授業を学んでいる。プランナーだけでなく、ブーケやティアラ、ドレスなどウエディングに関わる全ての仕事について学べる。もっと技術を身に着けたい。まだまだ学ぶことはたくさんあるが、毎日充実している。初心を忘れずに、新郎新婦にとって一番のプランナーになる。
2015-06-28 14:44:57プログラム第二部、YANO BROTHERSのスペシャルライブです。YANO BROTHERSのみなさんには先週の東京に引き続きのご出演です!yanobrothers.com/index.html
2015-06-28 15:22:54一曲目、「one step」 youtube.com/watch?v=ParGSH…
2015-06-28 15:30:52二曲目「Dream」 youtube.com/watch?v=OZ3NnN…
2015-06-28 15:32:41三曲目は「夢」でした! YANO BROUTHERSのみなさま、ありがとうございました!
2015-06-28 15:39:28続いて、実行委員長の植村より。コンテストは今日で終わるが、カナエルンジャーの挑戦はまだ終わらない。バイトと学業を両立しながら卒業を迎えるまで大変な日々は続く。
2015-06-28 15:41:12進学せず、高卒で就職すれば生活は安定する。でも夢はあきらめなければならない。18歳で夢をあきらめなければならない。本当は、やりたいことをやりなよ、と言いたい。なんとかしたいという思いから、カナエールは誕生した。
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