安保法制の衆議院強行採決とその前後の動きについて　《山崎雅弘》

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

NHKニュースは、台湾の学生デモや香港の学生デモは大きく報じるが、自国の学生デモは、内容が現政権への批判や抗議であれば無視する。社会的な意味の大きさではなく、政権の意向が判断基準になっている。NHKは「メディアの戦争責任」的な番組を過去に何度も作って放送したが、何も学んでいない。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

礒崎陽輔首相補佐官「（従来の憲法解釈との）法的安定性は関係ない」「政府の憲法解釈だから、時代が変われば必要に応じて変わる」（読売）bit.ly/1OvAQkh　こういう思考だから海外のメディアは「憲法クーデターだ」と報道する。立憲主義も民主主義も尊重する気がない。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

礒崎陽輔議員は、日本会議国会議員懇談会と神道政治連盟国会議員懇談会に所属する典型的な「現政権マフィア」の一員だが、東京大学法学部卒業なので、立憲主義や法治の原則を知らないわけではない。知っていて、その上でこんな居直りの詭弁を堂々と言う。一人では言えない内容でも、集団でなら言える。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

今日の参議院特別委、共産党の小池晃議員がようやくIED（即席爆発装置）について言及していた。道路脇やアスファルト下に設置されるIEDの存在を、事前に探知できるなら、各国の車輌はそんな道路を走らない。子供でもわかる。首相は何と答えたか。 pic.twitter.com/0MtHiwvwBB

拡大

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

（続き）首相の答弁「事前の情報収集で安全だと判断した場所にしか派遣しないから問題はない」「指摘されているのは各国の派遣部隊の後方支援の例であり、日本が行うのは憲法第9条の範囲内で行う後方支援であるから問題はない」呆れるほどの人命軽視。 pic.twitter.com/OjnaUFO7Pb

拡大

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

（続き）元イラク派遣自衛隊指揮官の佐藤正久議員も、元陸自レンジャー教官の中谷元防衛大臣も、首相の説明が全くデタラメであることを知っているが、何も言わない。かつての部下が直面する命のリスクを政治的動機で増大させる解釈変更に加担している。 pic.twitter.com/TEPftUfeI0

拡大

比嘉まりん @reireiusagi

山本太郎議員、沖縄辺野古からの傍聴人を紹介した後に質問。「川内原発が稼働中に、弾道ミサイルの攻撃を受けたら、どれくらいの放射性物資が放出されるのか？」政府答弁「仮定の話には答えられない」山本「今回の法整備こそ仮定ではないですか？」 pic.twitter.com/PbnKDgnaNG

拡大

兵頭正俊 @hyodo_masatoshi

山本太郎の今日の質疑。もっとも本質的な質疑だった。海岸線に54基の原発を作った段階で、日本は戦争できない国になっている。そこを衝いた。安倍は、官僚答弁を読み上げるしかできなかった。完全な安倍の敗北。敵は原発を狙う。その破壊力は福島で証明済み。安倍は責任をとらねばならない。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

山本太郎議員の質問は、非常に的を射たもので、「日本を取り巻く安全保障環境が変わった」「中国の軍事的脅威が高まった」という説明が事実なら、中国および紛争リスクの高い尖閣諸島の目と鼻の先にある川内原発を再稼働するのは論理的に整合しない話。 pic.twitter.com/kTzSVNyAlX

拡大

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

（続き）しかも「原発が攻撃を受けて放射能の汚染が発生すれば、避難の手段を考える」という。「原発攻撃による放射能汚染」自体は防げないと認めている。「切れ目のない安全保障」と言いながら、原発のところには思い切り大きな裂け目が存在している。 pic.twitter.com/kWE7wA4G62

拡大

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

首相は参議院での安保法制議論を「中国の脅威への対抗」という論法で乗り切ろうとしているが、首相が国会で中国の軍事的脅威への対抗を声高に述べるほど、中国側は次の軍事的アクションを行う際の正当性を得ることになる。「日本の軍事的圧力に対する自衛措置」という口実を、首相は中国に与えている。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

戦争や紛争の事例研究では「相手側の視点で考える」ことが不可欠だが、現政権にはその視点が決定的に欠落している。常に「自分側の主観的視点」で物事が進んでいくという思考。戦前戦中の日本の指導部とまったく同じ「病理」に陥っている。国際連盟脱退もハルノートも、主観的思考が招いた結果だった。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

首相は「我々の行動は憲法第9条の範囲内の後方支援であると我々は認識しているから」相手側は攻撃を手控えてくれるだろう、まさか後方支援の部隊を相手が攻撃することはないはず、という子供じみた楽観論で、自衛隊員を紛争地に送り出すつもりでいる。 pic.twitter.com/aKcTxR9Vc3

拡大

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

戦争や紛争は、いかに相手の裏をかくか、相手が予期せぬ場所を予期せぬタイミングで攻撃し、相手の物理的損害と精神的ショックを大きくするかという破壊と殺人の応酬だが、形式に囚われた思考では、首相が振りかざす主観論の欠陥が見えない。形式さえ整えれば相手も形式の範囲内で対応すると思い込む。

sig_yok @yoksig

安保法制が総選挙の主要なテーマだった？ 総選挙で本心を隠してアベノミクスだけしか語らなかった「完全コントロール男」が、また国会でスラスラと嘘をついている。 「嘘つきは安倍晋三の始まり」ともいうが、私はこんな総理大臣を持って恥ずかしい。 pic.twitter.com/H2zqSnwRKZ

拡大

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

昨年末の衆院選前の2014年11月19日、菅義偉官房長官は記者会見で「集団的自衛権や特定秘密保護法の是非は衆院選の争点にはならない」と明言していた（共同）bit.ly/1MVBmHJ　首相も官房長官も、嘘に嘘を重ねる。 pic.twitter.com/4Rudee7qpV

拡大