丸窓が特徴の建築物「中銀カプセル」を利用した宿泊施設が横須賀市に2024年秋オープン予定
株式会社エンジョイワークスでは2024年秋、神奈川県横須賀市の「長井海の手公園 ソレイユの丘」に中銀カプセルを利用した宿泊施設「カプセルヴィレッジ」を開設すると発表した。
2024年秋、ソレイユの丘(神奈川県横須賀市)に、5基の中銀カプセルを再活用した宿泊施設「カプセルヴィレッジ」が誕生します。全ての丸窓からは相模湾を望むことができます。
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— 中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト/ Nakagin Capsule Tower (@nakagincapsule) 2024年4月9日
「中銀カプセル」とは、「中銀カプセルタワービル」の名称で東京都中央区銀座8丁目に現存していたカプセル型の集合住宅。建築家の黒川紀章氏が設計した。
1960年代以降、若手建築家や都市計画家らが始めた「メタボリズム(新陳代謝)建築運動」を代表する建築物として注目され続けたが、2022年に老朽化のため解体。以後「中銀カプセルタワービル保存再生・プロジェクト」によってカプセルが国内外の商業施設やサンフランシスコ近代美術館などで展示されている。
今回プロジェクトを進めるエンジョイワークスでは、中銀カプセルの保存再生共感投資プラットフォーム「ハロー! RENOVATION」を活用して資金調達を行う計画があるほか、カプセルの内部をデザインするクリエイター・企業を募集中だ。詳細はプレスリリースを参照のこと。
「長井海の手公園 ソレイユの丘」にカプセルが開設されれば、丸窓から相模湾が一望できそう。ユニークな建築物としてカプセルへの再認識も広がりそうだ。