「ムーミンは全裸なのになんで泳ぐとき水着を着るのか」問題

パンの人 @woldorfedu

普段全裸なのに、海に入るときだけ水着に着替えるとか、変態だろ pic.twitter.com/yIgxMdUpGv

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こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

「ムーミンは全裸なのになんで泳ぐとき水着を着るのか」問題については、彼らバーレルセル族にとっての衣服というデバイスの意味が我々人類とは違っている可能性について考慮せねばならない

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

人類は「衣服」に、第一の機能として「身体保護、体温調整」を求めているが、第二の機能として「装飾、プロトコル」を求めている。ムーミン（バーレルセル族）は極寒でもほぼ体表面を露出させた状態で活動する種族なので、身体保護・体温調整のための衣服を必要としないらしい

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

またバーレルセル族（ムーミンたち）は、全身がのっぺりとしていて性差がほとんどない。全裸の状態でも性器が露出しない体の構造である。人類が寒かったり暑かったり、あるいは恥ずかしいからという理由で着る衣服を彼らは必要としないのだろう

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

ではムーミンはなぜ水着を着るのか。なぜムーミンパパは朝パジャマを脱いで全裸になってシルクハットをかぶるのか。これは「装飾」であり、「プロトコル」なのだ。ムーミンは「自分は泳ぐ状態である」というメッセージを発するための習慣として水着を着る

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

ムーミンパパは「自分は寝るのだ」という意思表示のため、あるいは人類から伝播した習慣のひとつとしてパジャマを着る。起きて活動状態になると、「自分は活動状態にあり、来客にも対応できる」というメッセージを発するために帽子をかぶる

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

帽子を脱いだ状態のムーミンパパに出くわしたムーミン谷の住人たちは、彼が何らかの理由で今はプライベートにある＝行き当たったら恥ずかしい状態であると察し、「おっとこれは失礼」と目をそらしてどこかへ行くか、「いかがされました？」と異変を気づかうのであろう

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

「帽子をかぶっていないと外出できない」「素の頭は恥ずかしいものでもなんでもないが、とにかく外出するときはかぶっていないと恥ずかしい」という帽子への意識は、20世紀半ばごろまで人類の男性にとってごく当たり前のものであった。

こなたま（CV:渡辺久美子） @MyoyoShinnyo

これがムーミンたちバーレルセル族にも当てはまるのであろう。彼らにとって、全裸はまったく恥ずかしい事でも何でもないが、泳ぐときに水着を着ないのは恥ずかしいのである。これは「泳ぐときには水着を着る」という人類の文化が伝播した時にそうなったのだろう。