ロボットや人工知能が人間の労働を奪っていくことについて

文明の発達によって機械化が進みロボットや人工知能が発展していくと、人間の労働が奪われていくという議論が最近増えてきています。そんな話題について、ひとつの意見。
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小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

今では当たり前のように環境のことも考えて、物作りをしている。つまり昔より環境に対しても気を使わなきゃいけなくなった。

2014-07-30 14:48:49
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

さらに様々な法律がどんどんと強化されていくことによって、より安全な商品を提供することが求められるようになった。消費者としてはありがたいし、そうあるべきだと思うが、その分、労働者が必死に対策を立てていることは忘れてはならない。

2014-07-30 14:49:10
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

結局、求められる質が高くなり続けるにしたがって、より高いスキルを求められるようになっていって、それに手が届く人の割合が少なくなっていくと思っている。

2014-07-30 14:49:36
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

さらに自動車の例で言えば、今はソフトの知識が求められるようになってきた。昔はハードの知識だけだったが、次第に環境についても考え、かつソフトの知識も求められるようになった。最近では自動車は走るコンピュータと言われるほどだ。

2014-07-30 14:52:41
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

つまり求められる能力は高くなり続けている。ハードを知って、ソフトを知って、環境を知って、それらを総合的に考え、判断することが必要になった。しかも昔ならただ乗れるというだけで買ってもらえた時代もあったが、今では質が高いモノでなければ買ってもらえない状況になっている。

2014-07-30 14:54:10
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

そのためユーザビリティも求められる。そして僕の知っている自動車業界はどこもかしこも人手不足だそうだ。でも、その中には大手もあって、人はいくらでも面接に来る。でも落とす。それはなぜ?その職に就くために必要な能力を持っていないから。

2014-07-30 14:55:20
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

やっぱり、年々と求められるレベルが高くなり続けていくことで、ついていけない人の割合が高くなると考えるのが自然だろう。さらにこのことを考えれば、なぜ世界全体で若者が育っていないと言われているのか?の説明がつく。

2014-07-30 14:56:32
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

つまり社会全体で求められるレベルが高くなり続けてきた。高くなる前に就職した人たちは、労働の中で経験を蓄積し、能力を身に付けながら、より質の高い仕事を求められてきた人たちだから、割とやっていきやすい。しかし、今の若者の場合は、社会人一年目から質の高い仕事を求められる状況。

2014-07-30 15:00:03
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

一方、人間は一日24時間しか与えられていないので、学生時代に身に付けられる量には限りがある。しかし、社会ではどんどんと高度化・複雑化していき、求められるレベルが高くなり続けてきた。

2014-07-30 15:02:02
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

「昔から、過去よりは未来のほうがレベルの高いモノを求められる、ということはあった」と思う。しかし、科学技術は比例的に進歩するのではなく、指数関数的に進歩するので、この差が物凄く開いてしまった、ということだ。

2014-07-30 15:15:48
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

このスピードが速くなった一つのきっかけは1950年だと思う。今のコンピュータの原型と言われるノイマン型コンピュータ。これが生まれた年だ。この時期からコンピュータサイエンスが物凄い勢いで進歩していった。文字通り、指数関数的に。

2014-07-30 15:16:08
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

ここで僕の意見に反論する人がいるとすれば、「でもそれってITだけでしょ?」というものだろう。しかしそうではない。IT分野が指数関数的に進歩すれば、他の分野も急速に進歩していく、という現象が起こる。例えば僕が今食べているカップヌードル。

2014-07-30 15:16:54
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

例えば僕が今食べているカップヌードル。これを作る際に、製造工程では必ずITが入り込むからだ。今では仕事をする際に、コンピュータを利用しないことはかなり少なくなった。

2014-07-30 15:17:53
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

つまりIT以外の研究なども、ITを利用して研究することが多いということだ。データの処理をする際もITの恩恵を受ける。また人とコミュニケーションを取るうえでもITが入り込み、本当にあらゆる部分にITが入り込む。その状態で、ITが指数関数的に進歩するとどうなるか。

2014-07-30 15:18:45
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

ほかの分野でも、急速に進歩する、という現象が起こる。それが今の状況だろう。そのため、「1年前に求められるレベル」と「今求められるレベル」の差が、昔と比べるとはるかに大きくなっている。

2014-07-30 15:20:36
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

中にはたったの3年で「その技術は時代遅れ」なんて言われることすらあるほどだ。

2014-07-30 15:23:13
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

コメントの中に「労働塊の誤謬」という言葉を思い出しました」というものがあった。が、しかし僕は新しい仕事は一切生まれないという立場ではない。新しい仕事はいくらでも生まれるが、それにつける人間の割合が少なくなっていくということを言っているので、「労働塊の誤謬」とはだいぶ違う。

2014-07-30 15:44:14
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

僕は別に仕事の総量が一定しかない、という話はしていないし、それは間違いだと思う。新しく仕事はいくらでも生まれるし、現実として量子コンピュータ関係の仕事やビッグデータ解析の仕事など、生まれている。

2014-07-30 15:48:35
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

「多くの印刷工がコピー機やプリンターの技術向上で職を失った。」というレベルなら、1対1なのでまだいいのだが、汎用ロボットの場合、一つあると、他の多くの仕事が消えかねないという1対多の関係なんだよな。一つ生まれて、複数消える。これが汎用化では起こりうる。

2014-07-30 15:50:38
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

スマホなんて典型例。電話は出来るから、固定電話は買わない人が出てきた。昔のガラケーもいらなくなった。ネットが出来るからデスクトップはいらないと思う人も出てきた。音楽が聴けるから、音楽プレイヤーをわざわざ買わなくていいと思う人が出てきた。

2014-07-30 15:59:26
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

カレンダーもついてるから、物質としてのカレンダーもいらない。メモ帳もついてるし、ボイスレコーダーもついている。カメラも付いていて写真も撮れる。動画も取れる。たくさんのアプリがあって、電卓もいらない。関数電卓がついてるから。地図もついてるし、ゲームもできる。

2014-07-30 15:59:49
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

ネットが使えるから、文字情報はいくらでも手に入る。新聞もいらない。ネットで見れる。文章だって無料でたくさんあるわけで。曲だってたくさんある。youtubeで動画も見れる。そしてプログラムに関してはオープンソースで無料で公開されている時代だし、もっと広く情報は大量にあってほぼ無料。

2014-07-30 16:00:52
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

そしてプログラムに関しては、優秀なプログラマーが小数集まれば、割とすごいプログラムだって作れる。そして一つ作れば、それが世界全体で使えるようになる。生まれた仕事に比べて、きつくなる仕事のほうが圧倒的に多い。

2014-07-30 16:03:02
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

「大学レベルでマクロ経済やってりゃどの教科書にも載ってる古典的な需給問題で、今更素人がいちいち考えても車輪の再発明にしか過ぎない無駄な問題。アホらしい。」ってコメントがあるんだが、俺は「需要に応じることのできる人」が、どれだけいるのか?ということを俺は言っている。

2014-07-30 16:31:33
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

このことは古典的な経済学にはない話題。労働に必要な知識量はどの程度かとか、習得するまでにかかる時間とか、そんなことが古典的なマクロ経済学であったっけ?しかも古典的な経済って人々が合理的に行動することを前提にしてるがlこれもそんなことはないだろう。だから行動経済学というのが生まれた

2014-07-30 16:33:43