四國徧禮霊場記 巻一 讃州上

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なんでも かんでも @kandemo

「… 西行歌に  めくりあはん事のちきりとたのもしき   きひしき山のちかひみるにも ●西行舊墟の水茎(くき)の岡(をか)は、万陀羅寺の縁起に載(のる)といへとも、此所にあり。」 RT @kandemo

2015-03-05 08:02:04
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「四國徧禮霊場記 巻一」 23頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「曼荼羅寺圖」 「我拝師山曼荼羅寺延命院 此寺は、大師善通寺落成の後。建立しみつから七佛薬師の尊像を作り、金堂に安置し玉へり。彫[=周に久]楹(てうゑい)玉䑓(だい)日景(けい)を引。…」

2015-03-05 08:05:47
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「… 談義龍象(りうぞう)林をなせり。されは、元杲(ごう)仁海成尊等の名徳(とく)寓居(ぐうきよ)し玉ひ、秘教(ひけう)称揚(しやうやう)の道場(ちやう)名望(めいはう)高遠(かうゑん)の勝區(く)なり。中世しばしば兵賊(ぞく)にあふて。…」 RT @kandemo

2015-03-05 08:06:29
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「… 寳甍(もう)粉牆(しやう)魑魅(りみ)の棲(すみか)となれり。州(くに)の監察(さつ)生駒(いこま)氏の家臣三野のなにがしとかや、これを見て。感慨(かんがい)にかなえす。三間の佛宇を造営し俸(ほう)田…」 RT @kandemo

2015-03-05 08:07:16
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「四國徧禮霊場記 巻一」 24頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「…数頃(すけい)を割(さい)て寄附(きふ)し、再(ふたた)ひ香燭を継(つき)。遠(とを)く絶紐(ぜつちう)をそ維(つな)ぎけり。…」 RT @kandemo

2015-03-05 08:09:38
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「… 凡此境や。金城北に峙(そはた)ち。沃野(よくや)綺(かんばた)のごとくに布(しき)。五岳(かく)南に聳(そび)え、碧岩(へきがん)鉾(ほこ)のことくに連(つらな)れり。今境内(けいない)二町四方林木繁蔚(はんうつ)して、…」 RT @kandemo

2015-03-05 08:10:20
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「… 清幽都(すべ)て塵事(ぢんじ)を忘(わす)るはかり也。本堂大日如来。護摩堂相並(なら)び、前に鐘楼あり。後に鎮守権現祠(やしろ)あり。●西行法師寓居(ぐうきよ)の舊墟(きうきよ)水茎(くき)の岡(をか)は。此(これ)より三町ほと西にあり。…」 RT @kandemo

2015-03-05 08:10:58
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「… 山さとにうき世いとはむ友もかなの歌は、此所にてよめるとかや。此寺の庭に西行笠懸(かさかけ)桜といふあり。歌もあり。聞つれともわすれたり。 ●此寺。元杲。仁海。成尊の三名徳の遺塵(いば[ぢ?]ん)といひ伝ふ。…」 RT @kandemo

2015-03-05 08:11:58
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「… 彼小野の寺を曼荼羅寺。延命院なといふ。彼此異(こと)ならす。小野の寺はもと西行院といふとかや。今此寺大師御建立の時より、今の名あらは。小野の寺も此寺の名をとれるにや。」 RT @kandemo

2015-03-05 08:12:20
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「四國徧禮霊場記 巻一」 25頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「甲山寺圖」 「醫王山多寳院甲山寺 此寺むかし、大伽藍(がらん)の所といへとも、荒涼(こはうりやう)せり。盛衰(せいすい)は、世の数(すう)ある事を、人感ぜずといふ事なし。…」

2015-03-06 15:36:31
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「… 本堂本尊薬師如来、大師の御作。霊験(れいげん)響(ひひき)のことし一寺。蕭條(せうじやう)とし、靄煙(あいゑん)うすく籠(こめ)たり。後(うしろ)は、山林樹(しゆ)繁(はん)茂し。…」 RT @kandemo

2015-03-06 15:39:07
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「… 前は、曠野(くはうや)見掩(わた)し。田畠綺のことし。民家相接(ましは)れり。」 RT @kandemo

2015-03-06 15:39:36
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「四國徧禮霊場記 巻一」 26頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「本山寺圖」 「本山寺寳持院 此寺本山の庄にあるか故に。本山寺とよぶ。長福寺とそきこゆ。本尊馬頭(ばとう)観音。彌陀薬師を両脇(わき)に立たり。…」

2015-03-06 15:41:47
なんでも かんでも @kandemo

「… 三尊ともに大師の作なり。堂の右に石の塔あり。門内大古松あり。枝條扶疎(ふそ)とし幾世をか經(へ)ぬる。むかしをとはましきはかりなり。堂の後、古五輪五六基あり。…」 RT @kandemo

2015-03-06 15:42:39
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「… 寺牆(かき)を隔(へた)て構(かま)えたり。境内壱町半。めくり松桜杉椿なと茂し。ニ王門の右に五所権現の祠(やしろ)あり。前に長川横(よこた)ふ。」 RT @kandemo

2015-03-06 15:43:04
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「四國徧禮霊場記 巻一」 27頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「観音寺圖」 「七寳山観音寺 此寺は、大師入唐求法して、帰朝の後。琴弾(ことひき)宮に詣(まふで)て。賽(かへりまうし)の法施(ほつせ)あそばしけるに。…」

2015-03-06 15:45:26
なんでも かんでも @kandemo

「… 御託宣(たくせん)の事によりて。此地をひらき。寺を立。方袍(はうほう)の人を置(をき)。常に法味(み)を八幡にすすめ奉る事を謀(はか)り玉へり。大師手つから観音を作り高堂を立て安置し。観音寺と号す。又、丈六の薬師如来の像を作り。金堂に安す。…」 RT @kandemo

2015-03-06 15:46:13
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「… 脇に四天王の像あり。彌勒(みろく)堂。宝塔。愛染王。…」 「四國徧禮霊場記 巻一」 28頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「… 堂宇、尤(もつとも)輪困(りんこん)たり。石塔四十九基(き)を起(き)立す。…」 RT @kandemo

2015-03-06 15:48:36
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「… 蓋(けだし)都卒(とそつ)の四十九重を表(ひやう)し玉へるとかや。又、大師七種の珍寳を此山に納め。國家の鎮押(ちんあふ)とし玉ふか故に。七寳山と称すとなり。山八葉にとり。又、九所の秘穴(ひみつ)あり。…」 RT @kandemo

2015-03-06 15:49:22
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「… 惣(そう)して金剛界胎蔵界或は、不二の表配等。種々の深趣を縁起の中に書たり。寺中今七宇あり。」 「琴弾八幡圖」 RT @kandemo

2015-03-06 15:50:04
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「四國徧禮霊場記 巻一」 29頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「琴弾八幡宮  此宮は、文武天皇の御宇、大寳三年。宇佐(うさ)の宮より八幡大神爰(ここ)に移(うつ)り玉ふといへり。其時、三ヶ日夜。西方の空(そら)鳴動(めいどう)し。…」

2015-03-09 14:48:39
なんでも かんでも @kandemo

「… 黒雲をほひ。日月の光り見えず。國人いかなる事にやとあやしみ、あへる処に。西方の空より白雲虹(にし)のごとく聳(そび)き。當山にかかれり。然して、此山の麓(ふもと)梅(むめ) 腋(わき)の海濱(ひん)に一艘(そう)の怪舩(くわいせん)あり。…」 RT @kandemo

2015-03-09 14:50:00
なんでも かんでも @kandemo

「… 中に琴(こと)の音ありて、其音(おと)美(み)妙にして。嶺(れい)松に通いけり。其比此山に止(し)住の上人あり。名を日證(しやう)といひけり。此上人舩に近(ちか)づきて、いかなる神人にてましますや。何事にか此にいたらせ給ふととひ。けれは。…」 RT @kandemo

2015-03-09 14:50:50
なんでも かんでも @kandemo

「… 我はこれ八幡大菩薩なり。帝都(ていと)に近(ちか)つき擁護(なうご)せんがために。宇佐より出(いて)。此地霊(れい)なるが故に。此にあそべりと。のたまへり。上人、又いはく。疑惑(ぎはく)の凡夫(ぼんぷ)は、…」 RT @kandemo

2015-03-09 14:51:42
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「… 異瑞(いずい)をみざれは、信(しん)じかたし。ねがはくは、愚迷(ぐめい)の人のために、霊異(れいい)をしめし給へと。其夜の内に、海水十余(よ)町が程。緑(りよく)竹の茂藪(もそう)となり。又、沙濱(しやひん)十歩(ほ)余(よ)。…」 RT @kandemo

2015-03-09 14:52:56
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