リュートだが、ヘポイの住んでいたドラゴニアの国をかつて治めていた龍族の王子という出自。ドラグネス軍の侵略によって両親が殺害されてしまい、赤子だった彼は忠臣の手で落城から落ち伸びて彼に養育されていた……と、あれどこかで聞いた事があるような設定だ。
2015-08-01 23:23:37このリュートの王子として生まれて間もなく落城を経験して、忠臣の手で落ち伸びて育てられたという設定も、よく考えてみればジョジョで見られた設定である。ヘポイが勇者として戦う使命ならが、リュートは王子として生まれて落ち伸びて再興を目指す点がジョジョから引き継がれたキャラかもしれない。
2015-08-01 23:25:18言い換えればヘポイは世界そのものを救う勇者であり、リュートはヘポイがいた国を治めていた一族の王子。パーティーの主役、クールポジが勇者、王子というキャラ付けは結構新鮮である。
2015-08-01 23:26:11また、リュートはお家を再興して国に平穏を戻す為勇者になる事を目指しているという設定も面白い。第1話でドラゴニアの勇者の剣を引き抜こうとしたらリュートには出来ず、ヘポイには出来てしまったという。その為にリュートはヘポイをライバル視する理由にもなっており……。
2015-08-01 23:27:59よってパーティの中で勇者か王子のどちらが偉いかと張り合う要素が存在している(あくまでリュートが一方的にだが)最も張り合うリュートとしても、滅ぼされた一族の復習や国民の希望を取り戻すためとまっとうな理由であり、彼がKYな憎まれ役かとなるとまた違う話。
2015-08-01 23:30:16また、時折ヘポイが自分の好敵手として勇者らしくふるまう姿に対して誇らしいように思ったり、そうするようにと促すネタがあったり。ついでに王子としての誇りもまた重んじている姿勢だったり。リュートのキャラは張り合うライバルと認め合う好敵手のキャラが混ざり合って多面的。
2015-08-01 23:31:59また、ガリアン的に例えるとミーアの絡みも含めてウィンディに近いか。そんでもってミーアも何やら謎を隠して行動をしているようでキャラクター的にはヒルムカに近い所かもしれない。
2015-08-01 23:32:42とガリアンっぽい所を書いているが、SDメカアニメらしいゆるい描写についても毎回登場する敵がハリセンボン(山手線tとか中央線とかいうハリセンを使う)、マンマンドリル(ドリルを武器としていて学習ドリルで勉強する)とかいったダジャレ要素が結構見える。
2015-08-01 23:34:12ここについては何となく、あげだまを彷彿させるギャグセンスかもしれない。ヘポイの体ネタとかシュールなギャグも結構多いのだが、聖機神を復活させるための旅がシリアスに思えてしまう。メリハリが効いている印象 pic.twitter.com/dLE9Im2ePU
2015-08-01 23:36:02ちなみに、ヘポイの見どころというか聴き所としてアピールしたい要素が”音楽”。テッカマンブレードやマーズ・デイブレイク、金田一の和田薫さんだがこの頃から異様にテンションが高く、豪勢なオーケストラを披露してくれる。
2015-08-01 23:37:27早い話第1話早々の世界観説明から思わず圧倒されてしまうシリアスさだった。ソフトタッチな雰囲気でも戦闘シーンとなるといざ凛々しいRPG的なBGMが画面を引き締めてくれる訳で、ヘポイのシリアスっぽい魅力は音楽による恩恵も大きいかもしれない。
2015-08-01 23:39:10なお第1話ではヘポイがはじめて勇者の剣を引き抜き、家族からの声援を受けて勇者の剣を手にするシーンが稲妻の点滅と共にスローモーションで演出が処理されているのが印象的だった。重厚な味わいがあるが、結構画面が点滅するのでポケモンショックっぽいのだが(汗)
2015-08-01 23:40:58第2話……ヘポイの放尿プレイを受けるミュートさん哀れ。半ば自業自得なのだが。 pic.twitter.com/DnHUqf6zM1
2015-08-01 23:42:22第2話や第6話などこの頃から桜井弘明さんの演出回が面白い。ギャグシーンが妙に力を注がれており、今回の敵ハリセンボンの持つハリセンで山の手ハリセン、中央ハリセンとか出てきて「まーるい緑の山手線真ん中通るは中央線」と言いながらハリセンで叩くネタとか味が出てる
2015-08-01 23:44:00最もシリアスなシーンでも気合が入っており、ヘポイが全身やけどで動けない状況で、リュートが彼の危機を見てられないと、ヘポイの勇者の剣を手にしようとしても使えない。窮地に追いやられた際に勇者の剣を使えない事にこだわって王子である事を忘れては本末転倒と自分の武器で戦う流れは熱い。
2015-08-01 23:46:25少々時期が早いが、2話でリュートが勇者を目指す事情について回想から、王家を復興する為に勇者を目指すことで王家の人間である事を忘れては気づかせて、ライバルとしてヘポイが勇者である事を認めるイベント。ここはちょっと熱い
2015-08-01 23:47:56第3話……あらゆる人々や物が倍速で移動する街にたどり着くネタ。その街にかかった魔法を解くために高速での移動術をヘポイが身につけるというノリ。
2015-08-01 23:49:08その中で横断歩道を高速で横切る車を回避しながら渡れるか?というネタだが、その時ヘポイが大切な人を守るつもりで考えるべきと家族を引率して横断歩道を渡るイメージで試練を乗り越える。ちょっとシュールだが家族想いの性格が出ているほほえましい絵 pic.twitter.com/4QYc0rn2dK
2015-08-01 23:50:58第4話……高速で移動する術を身につけ、ドラゴンキャッスルへ到着。門番のダン・クローを破って勇者、王子として認められたヘポイとリュートにドラゴンキャッスルを目覚めさせる術を与えられるというもの。
2015-08-01 23:52:23個人的に勇者としてヘポイにドラゴンキャッスルの魂が封印されている魔石ネタが印象深い。最初力づくで割ろうとして無理だったヘポイだったが、その後すぐ一息ついてから祖父を救いたいという想いで落ち着きながら魔石を割るというもの。
2015-08-01 23:54:01ここら辺もヘポイが家族想いである性格が出ているシーンである他、ヘポイが間髪入れずに力ずくだけで石を割ることはできないと気づけるシーンが良い。力だけで勇者になれない、何の為に勇者になったかというヘポイの自覚がにじみ出ている良シーン。
2015-08-01 23:56:10また、ダン・アローからリュートに対して王子として認めた証として変形させた自分を武器へ変形させて、新たな武器として与えるというイベントがあり、リュートも王子として認められた喜びが勇者になりたい欲に勝ったかのように素直な喜びを示す場面が。
2015-08-01 23:57:21そこから、ゴーストキャッスルの襲来でドラゴンキャッスルを目覚めさせようと城内で急いでいるヘポイに対して、リュートが俺は王子としての使命を果たしている(ダン・アローでゴーストキャッスルを食い止める場面で)から、勇者としての使命を果たせと激励のモノローグがちょっと熱い。
2015-08-01 23:58:15いや、何というか2人のライバルのようで好敵手っぽい戦友のような関係の描き方が面白い。世界の勇者と一国の王子で格がありながら、リュートがヘポイに俺は王子として頑張っているからお前は勇者として頑張れと言わんばかりの描写は、そう考えることで仲間への嫉妬を割り切る事が出来たんだなぁと
2015-08-02 00:00:35第5話……ドラゴンキャッスル同士の戦闘が繰り広げられるが、それからしばらくしてドラゴンキャッスルが直ぐ封印されてしまったという回。その原因は封印のカギを解くメダルが裏表半分に割れていて、裏が行方不明になっていたという理由 pic.twitter.com/4VlJK47oGY
2015-08-02 00:02:21