魔導書はAmazonで売ってる材料で作れる!光る文字、紙の色の工夫とクオリティがスゴイ

これ読めたらマジで魔法が使えそう
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魔導書

まるで、秘密の魔術が書かれていそうな文字。思わず解読したくなるこちらの魔導書、実はAmazonで購入した蓄光テープで1つ1つ貼り付けていった完全手作りのもの。

Twitterユーザーのみけるくれそん(@mikel_cresson)さんが手作りした「魔導書」を投稿すると、クオリティの高さから多くのユーザーが反応。「厨二心がくすぐられる」「百年後とかに見つかって研究されてそう」「魔力(ロマン)が溢れておる」などの声が届き、数日間で18万以上のイイネが集まった。

魔導書

今回、魔導書を作ったみけるくれそんさんに、制作にまつわるお話を聞いてみた。

光るものを作りたかった

魔導書を作ったきっかけは?

ファンタジー系の物販イベントに参加するため、薄暗い会場でも見える小道具を持って行こうと考えたことがきっかけです。

当初は、友人と「蓄光テープ」で魔法陣を作ろうとしました。

魔導書
スチームパンクなコスチュームをまとっている、みけるくれそんさん

しかしテープの性質上曲線が実現できず、最終的に切り刻んで文字にしてしまえ! と、今回の魔導書制作に至ったのだそう。なるほど、しかし魔法陣でも魔導書でも、どっちにしてもスゴイ。

クオリティがとても素晴らしいですが、製作期間はどのくらいですか?

本の表紙と裏表紙の製作期間は、約3日です。以前のイベントで、すでに作ってあったものを使用しました。

 

魔導書
魔導書を持っています

今回は、光る文字のページのみの作成だったが…な、な、なんと

・コピー紙をコーヒー染めして干しておく→1日

魔導書
本を開く度に、コーヒーの良い香りがしそう

・テープの裁断と貼り付け→11時間(※文字を貼る作業が9時間)

これだけの時間を費やして、ようやく完成したのだそう。

魔導書
Amazonで700円くらいで買ったピンキングバサミ
魔導書
高輝度蓄光テープもAmazonで800円程で購入

もう二度とやりたくねえ!

制作過程で一番楽しかったこと、また一番大変だったことは?

どちらも文字の部分ですね。 はさみで乱切りし、有機的な筆跡を目指しました。

また、絵っぽい象形文字と幾何学的(きかがくてき)な文字が混ざるように羅列していき、何かしらの文法があるような見せ方を意識しました。

これだけのクオリティを求め苦労して作ったかいあって、本当に文字らしく見える。

魔導書

最も大変だったのは、文字部分の1~2mmの小さなテープをめくること。その晩は、めくり過ぎて指が痛くなってしまったそう。
 ただ、その苦労のおかげで文字っぽい演出ができたので、文字制作は結果的に楽しくできたようだ。

魔導書
無事読めたそうです

これからの創作にも注目

今後作ってみたいものはありますか。

自分の背より大きなガジェットを作りたいです。

私が趣味としている界隈(スチームパンクという服装のジャンルです)は大きなガジェットを作る人が多く、その人達と並んでも負けないような服や道具・武器作りを常に目指しています。

みけるくれそん(@mikel_cresson)さんは、スチームパンク賞金稼ぎ集団「ラスティパペット」という活動をしている。気になった方は、アカウントをチェックしてみてほしい。

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