2022年9月22日

58歳の父が「初音ミク」の作曲を始めた!最新テクノロジーに挑戦する姿に勇気づけられる

いくつになっても新しいことに取り組む心が眩しい
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あるTwitterユーザーのお父様が、50代になってから『初音ミク』を使って作曲を始め、ボカロの世界にハマっていく様子が注目を集めている。

投稿したのは森飛鳥(@moritobuask)さん。お父様が自分が作った初音ミクの歌声をはじめて聞いた時の様子や、悪戦苦闘しながら曲を作り上げていく様子を紹介するツイートが広く拡散されている。

一連のツイートを見た人からは「気持ちが豊かな50代ってキラキラしてていいですね!」「こんな父親が欲しかった」など感心するコメントが相次いだ。

さらにさらに、お父様は初音ミクをきっかけにひでまろP(@hidemaro9999)さんという名義でTwitterを始め、はじめて完成させた一曲を公開。

ひでまろPさんに、ボカロデビューしたきっかけなどについて伺ってみた。

退職を機に作曲家を目指すことに

ボカロの作曲を始めたきっかけを教えてください

今年長年勤めた会社を退職したことを機に作曲家を目指すと決め、作曲家募集の求人に応募しました。

一次審査は、昔カセット時代に作曲して自分で歌った音源で通過できたのですが、次のステップである作曲の課題は「DTM※1」の形での提出が必要でした。

慌てて『CUBASE(キューベース)※2』を勉強し、シンセでメロディー作りました。結果、面接までは行ったのですが、採用はしていただけませんでした。

※1…PCを使って音楽を制作すること

※2…音楽制作ソフトの一つ

CUBASEの使い方がわかったので、子供から「ボカロPになれば?」とアドバイスを受け、初音ミクを購入して使いはじめた次第です。

初投稿の曲は、先の課題提出の時作りかけて、間に合わなかった1曲です。

ちなみに、ひでまろPさんは2013年頃からクラシックロックやJ-POPを演奏するバンド活動を続けている。ボカロPとしてのベースはバッチリ整っていたようだ。

初音ミクのどんなところに魅力を感じますか。

特に細かい設定をしなくても、思った以上にはっきり発声してくれますね。びっくりしました。

記念すべき1曲目は、どんな想いをこめて作成しましたか。

もともとアイドルグループへのコンペに出すための課題曲として作ったので、しっかりアイドルさんに歌ってもらって、みんなが口ずさめる曲にしようと思いました。

自分もすごく気に入ってます。子供も気に入ってくれました!

今後ボカロで挑戦したいことはありますか。

ジャンルにこだわらず、いろいろチャレンジして行きたいですね。

初音ミクにブルースや演歌を歌わせても面白いのではないかと思います。基本的に歌い手さんにカバーいただける曲を作りたいですし、自分たちのバンドでセルフカバーもしてみたいです。

ピノキオピーさんの様な曲が、いつか作れればいいなと思います。『アルティメットセンパイ』最高ですね。

創作への熱は世代を越えて

子の森飛鳥(@moritobuask)さんからも、お父様のボカロデビューについてコメントをいただいた。

お父様がボカロを始めたとき、どう感じましたか。

父が今年からDTMをはじめて何曲か作っていて「せっかくならボカロを使って歌にしたらどうか」と提案したら2週間ほどで作ってくれたので、すごいなあと思いました。

お父様の作曲にあたり、森さんから何かアドバイスはされましたか?

最初は『CUBASE』のみで音楽を作っていたのですが、私の思いつきで初音ミクを購入してくれました。

ただPCのスペックが低く、フリーズしてしまったようでした。父が持っている、もう少しスペックの高いPCにインストールし直した方がいいんじゃないかと伝えました。

またボカロの曲を投稿するならと、ニコ動のアカウントを作り、ボカロPっぽい名前をつけ、Twitterのアカウント開設をすることも勧めました。

Twitterで大きな反響があった感想を教えてください。

お父さんがボカロ始めたってなんか面白いな、とツイートしたら「何歳からでも新しいこと始めるのに遅いことはない」といったポジティブな感想を多くもらいした。私も社会人になってから漫画を描き始めたので、勇気づけられました。

また、Twitterに投稿した作成途中の曲の感想もいただけて、作曲に行き詰まっていた父も急ピッチで1曲完成させることができました。反響や応援が、作品を1つ作り上げるエネルギーになって良かったです。

曲にしろ漫画にしろ、創作って時間をかけて作っても、個人の力だけではなかなか多くの人の目に留まることもないので、こんな形で少しでも聴いてもらえて良かったです。

最新のツールに果敢に挑戦し、新しい世界を切り開いていくひでまろPさんと、同じく創作の世界に身を置きながらお父様をバッチリサポートする森さん。素敵な親子関係だ。

ひでまろPさんの今後の作品が気になった人は、Twitterアカウントをのぞいてみては。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。

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