披露宴の会場に「実物大のシャチぬいぐるみ」が登場!?異色のサプライズを仕掛けた制作者に舞台裏を聞いた

新婦の願いを叶えるために一肌ぬいだそうです
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結婚披露宴の会場に鎮座する、巨大なシャチのぬいぐるみがTwitterで話題になっている。

大きすぎる実物大のシャチのぬいぐるみ

こちらなんとシャチの実物大。ぬいぐるみは体長約5mで、重さは実に30Kgほどにもなるという。ぬいぐるみの制作者は、「廃材再生師」として、廃材を使った実物大の動物を再現する作品を手掛ける加治聖哉(@scrapanimal)さん。

加治さんの友人である新婦がシャチ好きとのことでサプライズで用意したそうだが、式場の扉よりもはるかに大きく見えるぬいぐるみをどうやって搬入したのだろうか。

加治さんに制作過程や、ご友人の反応について話を聞いた。

「シャチに食べられたい」という願望を叶えた

新婦さまの反応を教えてください。

「最高でした!!」と喜んでくれてたので本当に良かったです笑

新婦の「シャチに食べられたい」という願望に応えるため、新郎とやり取りしながらサプライズで計画し、披露宴でお披露目しました。出席されていた皆さんもポンポン触りながら楽しんでくれていました。

シャチのぬいぐるみは口が空く。

制作や搬入はどのように行いましたか?

全て家庭用ミシンで縫い合わせ、前日にお借りしてた控え室で組み立てました。

全長が5mあるので外側の布は16m使い、中身はかさ増しに浮き輪を使い、綿を詰めるのも大変なので羽毛布団を10枚入れて作りました。

総重量は30kgほどだと思います。

ミシンで縫い上げたシャチの外側を式場の床に広げ…
大小の浮き輪に空気を入れ組み立て、骨組みにする
フワフワのぬいぐるみにするため、羽毛布団で包み仕上げていく

新郎新婦はぬいぐるみを持ち帰ったのでしょうか?

 今はまだ納められる場所がないため、一時的に私が保管しております。

「シャチありきで家を建てようか」と冗談交じりに話していました笑

わざわざ現地で組み立てられ、披露宴を盛り上げたシャチのぬいぐるみ。加治さんの友人に対する愛の大きさもいっしょに伝わってくる。

加治さんの他の作品も気になった方は、ぜひTwitterアカウントをのぞいてみては。

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