山形県の芋煮への情熱あふれるイベント「日本一の芋煮会フェスティバル」現地で実食してきた

現地で食べる格別の味
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2023年9月17日、山形県山形市の馬見ヶ崎川河川敷にて「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催された。現地にトゥギャッター編集部スタッフが訪れて、迫力の大鍋と芋煮を見物してきたのでご紹介しよう。

こちらはかつて同イベントで使われていた「2代目鍋太郎」と名付けられている大鍋。現在は山形県山寺にある

直径6mもの鍋に重機ですくい上げられる芋煮の様子など、とにかくスケールが大きいことで知られている同イベントは、4年ぶりに制限のない形で開催。今回も3万食の芋煮が振る舞われた。

醤油は「味マルジュウ」(だし醤油)を700リットル、地酒は50升を使用

材料は山形牛肉1.2t、長ネギ3500本、里芋3.2tと途方もない量が使われている。

重機は毎年新品、手塗りでバターを塗られる

「日本一の芋煮会」では建設機械(バックホー)を使って調理されている。衛生面・安全面については公式サイトおよび会場で詳しく説明されており、新車を使っていること、すべてのパーツを家庭用洗剤で洗浄し、各部品には潤滑油として食用バターを塗っていると説明されている。

安心安全の芋煮専用バックホー

はたから見ると工事現場のようでも、大鍋の中には大量の芋煮が煮込まれている。バックホーが動く様子をご覧いただきたい。

会場準備までの過程については「日本一の芋煮会」公式アカウント(@imo2man)が実況投稿しており、ぜひこちらも合わせて見て欲しい。

はじめての芋煮実食

食べごたえも十分

さて、トゥギャッター編集部スタッフNが現地で芋煮を食べてきたという。「醤油味」と「塩味」の2杯を食べてかなりお腹いっぱいになったとか。気になる味について感想を聞くと、

醤油味の見た目はすき焼きみたいな感じ。ただ、すき焼きほど濃い味ではなく、かといって薄い訳ではなく出汁感と醤油の味でしっかり土台となる塩味がありました。

肉の美味さと里芋のねっちり感、こんにゃくの弾力によるアクセントを引き立たせる味でしたね。

里芋がまるごとドン!と入っていた

塩味については、大鍋で作られたものではなく、会場内にある「しお芋煮ゾーン」で配食されていたもの。

「鍋キューブ 鶏だし・うま塩」が使われていて、間違いない味。塩と豚肉なので醤油の芋煮よりはあっさりしてますが、豚肉から出た出汁と合わさることによりコクが感じられました。葉物やキノコなどが入っていたのも嬉しかったです!

一生に一度は大鍋で煮込まれた芋煮を食べてみたい、そんな気持ちにさせられる。2024年度は9月15日の開催を予定しているとのことなので、未体験の人は次こそ現地に足を運んでみては。