「鬼畜と言われました」父親がつくった息子への「お小遣い明細書」が支給額から控除額までリアルすぎた

初めて感じる納税の痛み
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小学生の息子に渡すために父親が作った「お小遣い明細書」の画像がX(Twitter)に投稿され、話題を呼んでいる。

なんで丸ごともらえないんだ!?

画像に写るのは“次男殿”と宛名が書かれた「おこづかい明細書」と「請求書」の2枚の書類。

おこづかい明細書にある「総支給額」の欄には、「本給」のほか「扶養手当」などが加算され、合計1,310円と記されている。その下の「控除額」の欄には「健康保険」「所得税」など差し引かれる額が記載され、合計310円となっていた。その310円については丁寧にも別紙の「請求書」が発行されており、結果、差し引き支給額は1,000円となっている。

大人が見ると少し気の滅入る「おこづかい明細書」を制作したpsyco_(@psyco_01main)さんは、渡した息子さんに「鬼畜」と言われてしまったそう。

この投稿にXユーザーからは「これは確かに鬼畜w」「引かれてるねー」という声や、教育の取り組みとして「世知辛いけど仕組みや痛税感理解できますね」「こんな感じにおこづかいあげたいと思ってたのよ〜!」と賛同する声も集まった。

Xのタイムラインに流れてきた投稿で、小学校でも租税教育をしていると知り今回の行動に至ったpsyco_さん。息子さんの反応はどうだっだのか、詳しい話を聞いた。

「鬼畜」とのコメントは「総理大臣」に対して

おこづかい明細書を渡した時の息子さんの反応は?

いつもは単に1,000円を渡していますが、今回明細書を見て税金・保険料でかなり取られていると理解して「酷い」と感じたようです。

投稿に書いた「鬼畜」とは、総理に対するコメントだったようです。

明細書はどのように作りましたか?

明細書は私が受け取っている給与明細書をベースにして作りました。とは言っても、細かすぎる手当項目や税に関連しない控除項目は削除しています。

紙面に書かれている項目については説明しましたか?

各項目の詳細な説明は求められていないため、していません。

細部まで理解できるのは中学生以降かと思っています。

今回反応を教えてもらったのは次男さんについてであり、psyco_さんは中学生の長男さんのおこづかい明細書もXに投稿している。もちろん支給額が大きいだけに、引かれる社会保障額・税金も大きい…。

1,000円以上引かれるのはさすがにつらい

「おこづかい明細書」により、自分のもらっていたおこづかいからさまざまなお金が差し引かれていたことを知った息子さんたち。世の中の仕組みを知ったことで、社会保障制度や納税制度を学ぶ意識が芽生えたことだろう。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。
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書いた人
中野ようす

野生のフリーライター。本とお笑いを摂取し日陰で眠り、たまには濡れた犬の匂いが嗅ぎたい。Twitter:@nakano_books