四國徧禮霊場記 巻一 讃州上

0
前へ 1 2 ・・ 6 次へ
なんでも かんでも @kandemo

「… 幾度も見まほしくこそ侍るなれは。名(な)あるものは。のせずといふ事んなし。」 「●佛像(ざう)法具(ぐ)にかぎらす。事々に付。世に紛濫(ふんらん)おほし。…」 RT @kandemo

2015-02-28 15:16:18
なんでも かんでも @kandemo

「… 燕石(ゑんせき)を玉とおもひ。干鼠(かんそ)を璞(はく)とあやまつためし。むかしよりあり。若愚昧(ぐまい)にしてしかるものは。悪(にく)しとすべきにあらず。」 RT @kandemo

2015-02-28 15:16:41
なんでも かんでも @kandemo

「四國徧禮霊場記 巻一」 12頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「… 若又人を賺(すか)さん為(ため)に。聖者(せうじや)に託(たく)するも世にあり。後の人、又是を伝えこしとて秘蔵(ひさう)誇節(くわせつ)に及ぶも常の事なり。…」 RT @kandemo

2015-02-28 16:18:50
なんでも かんでも @kandemo

「… 其物をわきまへざれは。愚(ぐ)をのがれかたしといへとも、今はそれを決(けつ)し、正(ただ)すべきにあらざれは。伝ふるままのせ侍るなれ。予が罪(つみ)にあらずかし」 RT @kandemo

2015-02-28 16:19:34
なんでも かんでも @kandemo

「●奇怪(きくはひ)霊異(れいい)の事は。佛教(けう)及ひ。本朝神道の常談(だん)なり。是異俗(いそく)膚浅(ふせん)の儒流(じゆりう)因果(いんぐわ)撥無(はつむ)のともがらの為にはいふにあらす」 RT @kandemo

2015-02-28 16:20:21
なんでも かんでも @kandemo

「●寺々の中。大師以前啓迪(けいてき)の所あり。又、大師以後の事もあり。或は後の高(かう)人の異迹(いせき)を引もの常(つね)の事なり。」 「●八十八番の次第。いつれの世。誰(たれ)の人か定(さだ)め玉へる。さだかならす。…」 RT @kandemo

2015-02-28 16:21:04
なんでも かんでも @kandemo

「… 今は、其番(はん)次(し)によらす。誕生(たんじやう)院は大師出生(しゆつしやう)の霊跡(れいせき)にして。遍礼(へんろ)の事も是より起(おこ)れるかし。故(かかるゆへ)に今は此院を始(はじ)めとす」 RT @kandemo

2015-02-28 16:21:45
なんでも かんでも @kandemo

「●今の記の中に遍礼(へんろ)数名(すうめい)にあらずといへとも。若道路隣境(りんけう)の名跡(めいせき)なと聊(いささか)これを載(のす)るあり。」 RT @kandemo

2015-02-28 16:22:07
なんでも かんでも @kandemo

「四國徧禮霊場記 巻一」 13頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「凡紀籍(きせき)は。古を酌(くみ)。來(らい)に伝へて。世の鑑(かかみ)とし。人の迷(めい)を解(とき)。道を弘(ひろ)むる器(うつはもの)なり。…」 RT @kandemo

2015-02-28 16:24:49
なんでも かんでも @kandemo

「… 故に浮説(ふせつ)妖妄(ようもう)にわたる事は。いまのとらざる所なり。」 RT @kandemo

2015-03-01 06:34:10
なんでも かんでも @kandemo

「四國遍礼霊場記巻一   讃州上  十[七十四] 善通寺   八[七十三] 出釋迦寺  七[七十二] 曼荼羅寺  九[七十五] 甲山寺  五[七十] 本山寺    三[六十九] 観音寺  四[六十八] 琴弾八幡  二[六十七] 小松尾寺  一[六十六] 雲邊寺   金毘羅」

2015-03-01 06:41:22
なんでも かんでも @kandemo

「四國徧禮霊場記 巻一」 14頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「善通寺圖」

2015-03-02 12:44:39
なんでも かんでも @kandemo

「四國徧禮霊場記 巻一」 15頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「五岳山誕生院善通寺  此所を多度郡(たどのこほり)屏風浦(ひやうふがうら)といふ。…」

2015-03-02 12:47:21
なんでも かんでも @kandemo

「… 大師(し)の三教指帰(がうしき)に玉藻(も)所帰(よるところ)の嶋(しま)。橡樟(よしやう)蔽日(ひをかくす)の浦(うら)と。あそばされぬるも。即此所の事なり。されは此地。もと大師の御父氏(ふし)奕(ゑき)世の花園(かゑん)なり。…」 RT @kandemo

2015-03-02 12:48:18
なんでも かんでも @kandemo

「… 御父(ちち)姓は佐伯氏(さゑきうち)。名(な)は善通(よしみち)とぞきこえける。家姓景行(けいかう)天皇の御子稲背入彦(いなせいりひこ)の命(みこと)より出(いづ)とかや。敵毛(てきもう)をたいらげられし勲功(くんこう)に依(よつ)て。…」 RT @kandemo

2015-03-02 12:49:00
なんでも かんでも @kandemo

「… 此地を給り胤葉(いんゑう)ながくここにつたはり。孝徳(かうとく)天皇の御時、佐伯の姓を給ふとなん。御母は、阿刀氏(あとうち)の人なり。大師此二親に託(たく)して、此地に降誕し玉へり。…」 RT @kandemo

2015-03-02 12:50:18
なんでも かんでも @kandemo

「… 故に幼稚(ようち)にてましましける時の御あそひ所(ところ)、種(しゆ)々の霊(れい)異などありし所。今にあり。扨[=さて]入唐求(ぐ)法の後、此地をもて寺とし。父母祖先(そせん)の追(つい)善、且(かつ)は、永世人民の福田に擬(ぎ)し玉へり…」 RT @kandemo

2015-03-02 12:51:04
なんでも かんでも @kandemo

「… ●五岳は、香色(かうじき)山。筆山。出釋迦山。中山。火上山。とて峙(そば)たつ五峯(ほう)なる麓(ふもと)なるが故に五岳をもて山号(がう)とし●善通寺は、父の名を直(ぢき)に寺の名とし玉ふものなり●大師出生(ししゆつしやう)…」 RT @kandemo

2015-03-02 12:51:28
なんでも かんでも @kandemo

「四國徧禮霊場記 巻一」 16頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「… の地なるか故に誕生(たんしやう)院と称(しやう)す。むかしの伽藍(からん)は、大唐(たう)の青龍(しやうりう)寺を模(うつ)し玉ふといひ伝えたり。…」 RT @kandemo

2015-03-02 12:53:59
なんでも かんでも @kandemo

「… 道範(はん)阿闍梨の記に、金堂二階(かい)七間也。二階少引入て腰(こし)あるがゆへにうちみれは、四階大伽藍也。丈六の薬師の三尊。四天王の像(ぞう)を大師(し)自(みつか)ら作り安置(ぢ)し給ふ。皆埋(うつみ)佛也。…」 RT @kandemo

2015-03-02 12:54:49
なんでも かんでも @kandemo

「… 後の壁(かべ)に、又薬師の三尊半土に埋み作られたり。講(こう)堂七間。御作の釋迦(しやか)を安(あん)ぜり。又二重(ぢう)の宝塔あり。此内大師御筆の御影(みゑい)あり。是は大師入唐し玉ふ時、万里の波濤(はとう)をこえ…」 RT @kandemo

2015-03-02 12:55:38
なんでも かんでも @kandemo

「… 異國(いこく)へわたらせ玉ふ事。御母かなしみ玉ふにより。大師、此自影をあそばし、御母に預けまいらせ。御母をなぐさめ。且(かつ)は御身がはりの告(こく)面(めん)の孝(こう)になぞらへ玉ふ御影となり。…」 RT @kandemo

2015-03-02 12:56:16
なんでも かんでも @kandemo

「… 西行(ぎやう)記せるに。善通寺大師(し)の御影(みゑい)には。そばにさしあげて大師(し)の御師(し)かきぐせられたりきと。道範(はん)阿闍梨、此御影を拝(おが)み、一首の哥に  世に出てみつからとむる影よりそ入にし月のかたちをもみる」 RT @kandemo

2015-03-02 12:57:12
なんでも かんでも @kandemo

「●御誕生(たんじやう)の所は、山の根也。西行かけるに。大師(し)のむまれさせ給ひたるとて。めくりしまはして。そ …」 「四國徧禮霊場記 巻一」 17頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「… のしるしの松のたてりけるを見て…」 RT @kandemo

2015-03-02 13:00:52
なんでも かんでも @kandemo

「あはれなり。同し野山にたてる木のかかるしるしの契り有けり  岩にせくあか井の水のわりなきは、心すめともやどる月かな」 RT @kandemo

2015-03-02 13:06:15
前へ 1 2 ・・ 6 次へ