珍品&絶滅メディアが集結! Twitterでオープン宣言が話題になった謎の博物館「絶滅メディア博物館」に行ってみた
絶滅メディアを眺めながらお酒が飲める! 高円寺ミュージアムカフェ
大手町の「絶滅メディアミュージアム」の次は、携帯機器やフロッピーなどの記録メディアを展示している「高円寺ミュージアムカフェ」へやってきました。
一見するとおしゃれな普通のカフェのように見えますね。
こちらのカフェも普段は撮影スタジオとして貸し出しています。スタジオの利用がない時は、曜日や時間帯によってテーマに沿ったバーやカフェを営業しており「絶滅メディア博物館のミュージアムカフェ」も現在プレ営業中です。
(スケジュールはこちらからご確認いただけます)
よく見ると至る所に絶滅メディアが展示されていますね! しかし、本来は脇役であるフラッシュメモリやフロッピーディスクなどの記録メディアを展示しようと思ったのはなぜなんでしょうか?
それはですね……例えばこちらのマルチメディアカードを見てください。
今のSDカードは256GBとか保存できるじゃないですか。それに対してこのマルチメディアカードは4MBしか保存できないんですよ!
今となっては使い道のない存在だけれども、こうやって仰々しく額装してあらためて見てみると、なんだかちょっと面白くないですか?
たしかに、iPhoneの写真2枚くらいしか保存できないくせに堂々と「4MB」って表示されると、ちょっと面白いというか、「4MBで何ができんだよ!」ってツッコミたくなりますね。
そしてこっちの壁に展示されてるフロッピーディスクは、あまりのデカさに見た瞬間に笑っちゃいました。
でしょ?
あとは、パソコンやカメラなどのハード機器は人によって使っていたものが異なるけれども、フロッピーやフラッシュメモリは割とみんな同じものを使っていたので、ノスタルジーを感じてもらえやすいんですよね。
窓枠にも、びっしりと展示品が並べられていますが、これは電子手帳ですか?
そうです! この電子手帳「ザウルス」は、そのままスマホに進化しても良さそうなくらい多機能でしたね~。
画面をタッチで操作するところなんかは、スマホを先取りしていたと言えるかも……?
このカセットプレイヤーみたいな機械はなんですか?
これはパソコンのデータ保存用のカセットデータレコーダーですね。
え? カセットテープにパソコンのデータを保存なんてできたんですか!? なんかもう、知らなすぎて逆に新鮮に感じてくる……。
絶滅メディアに囲まれたトイレがすごい!
すいません、お手洗いを借りてもいいですか?
どうぞ!
ガチャ…
?????
トイレが懐かしのガジェットたちに、
完全包囲されている……?
このトイレなら、3時間くらい閉じ込められても飽きない自信があります。
実際のお客さんも、このトイレに入るとなかなか出てこないんですよ(笑)
トイレ横の壁には携帯電話が、そして正面の棚には歴代のiPodやウォークマンがズラリと並んでいました。まさかトイレが一番展示品の密度が高いとは……。
iPodは世代ごとに並べてみると、操作ボタンの試行錯誤の変遷が見れて面白いですよ。
本当だ、徐々にボタンの数がなくなって洗練されていってる!
逆に裏面は変わっていないから、こっちは相当自信があったんだろうな。
こっちは初代ウォークマンと、ノイズを軽減するアダプターですね。
当時としては画期的だったんだろうけど、今見るとだいぶかさばるな~。
しかもいろんな音楽を聞こうと思ったら、必然的に複数枚のカセットを持ち歩かなきゃいけないと考えると……マジでサブスク万歳。
ガラケーもたくさんありますよ。当時は各キャリアごとにいろんな機種が新発売されていて、個性的なモデルがたくさんありましたね~。例えばこの携帯はこんな感じに……
クルッと回して……
こう。ワンセグでテレビが見られます。
ああ~~これは家族が使ってたやつだ! 確かに、スマホでは味わえないガラケーのワクワク感ってありましたよね。
こっちの携帯電話も面白いんですよ。
ぱっと見はごつい携帯電話って感じですが?
あれ? 下のカバーがスライドする……?
そして、なんか知らん端子がでてきた!?
これは携帯端末の下がそのままPCカードっていうパソコンの規格に対応した拡張カードになっていて、ノートPCに挿すことでデータ通信ができるようになるんです!
今で言うスマホのテザリングを物理接続で行っていた感じか……。ボタンの部分もそのままノートPCに差し込んでPCカードにしてしまうなんて、力技感がすごい。
他にも、昔のダイヤルアップ接続をするときの「ピーヒョロロロ~♪」というモデム音が鳴るだけの小型キーボードや、
(何それ……)
ウォークマンなど懐かしの絶滅メディアアイテムがたくさん揃っています!
高円寺ミュージアムカフェでは、これらの絶滅メディアを肴にお酒を飲むこともできるので、興味のある方はぜひ!
知らない昔の絶滅メディアがたくさん展示されていて逆に新鮮に感じられるので、若い人にもオススメします!