原子力・放射線防護に関する誤解者への苦言：小波秀雄氏／市川定夫氏（人工放射能の蓄積・濃縮）批判

こなみひでお @konamih

セシウムの生物濃縮をないとするチーム中川の発言がまずいのは，福島沖では未だに500Bq/kg を超える底魚が捕れていることと，汚染された泥の陸からの流入と海底での移動が今後も続くことが予想されるから。用心が必要なのね。魚種によっては安心できるものも多いのでデータをよく見よう。

こなみひでお @konamih

さきほどツイートした海産物のセシウム蓄積に関する笠松論文はこれ。これを紹介した朝日の記事は4月5日付。チーム中川がこれを知らないで「生体濃縮は起きない」と未だに言っているのは重大な過失だと思う。 labor-manabiya.news.coocan.jp/kasamatsu_huji…

こなみひでお @konamih

@kikumaco まあ，専門家によって言葉から受けるイメージは異なりますからいいんです。いずれにしても海水よりも高い濃度で取り込まれることもあるし，体内でも濃縮される部位があるということを認識しておかなければということは確かですね。

こなみひでお @konamih

餌からK+を取り込むので，体内に濃縮はするでしょうね。魚類のCs+生体濃縮はよく調べられています。 RT @Mihoko_Nojiri @MtMikasa 葉を食べるアメリカシロヒトリの糞は、RIを濃縮するのだろうか？それとも、成虫の我や卵に濃縮するのだろうか

こなみひでお @konamih

セシウムイオンが濃くなるようなプロセスが起きる可能性があるのは，蒸発による濃縮，イオンをトラップするような物質の存在（粘土鉱物やゼオライトなど），生物濃縮といったところです。生物濃縮は環境中の100倍くらいに達するので，海水中の濃度のチェックは必要です。

こなみひでお @konamih

環境ホルモンの生体濃縮とはメカニズムが異なり，何桁も低くなることが前提にあるかも。 RT @minai_maya 海産物への生物濃縮の件でいろいろ議論がされているけど、データは『濃縮しない』とは言ってないんだよね。結論ではっきり『濃縮・蓄積しない』と書いてしまっているのが問題。

こなみひでお @konamih

放射性同位元素の線量は核種に固有の半減期をもつが，生体から排出される生物学的半減期もある。さらに流出などで失われていくタイプ環境依存の減衰もあって，除染というのはそれを手伝ってやっているわけね。もっとも行った先では濃縮が一時的に起きるわけだ。

こなみひでお @konamih

有害物質の生体濃縮というと，PCBなどは捕食者の体内から排出されないので最終的には１千万倍にも達する。しかしセシウムイオンはカリを取り込む代謝に乗って入るので，環境の濃度と平衡状態になって１００倍程度で収まり，それ以上は進まない。魚について調べられた研究がある。