江口寿史先生の「マンガの背景」論と、マンガ家たちの反応。
今起きたから論争なんて知らないし(笑)‼‼ RT @norishio523: 漫画家さんたちがどんな論争を繰り広げようが、島本先生は今日も朝から元気で、平和で、最高です。“@simakazu: おはようございます‼‼‼雪が‼‼‼上から‼‼‼”
2011-11-30 05:46:49TAGRO 先生『変ゼミ』『イキガミ様』
浅野いにおさんの背景は十分漫画に落とし込めてる。絵として味があるよ? 氏の漫画の説得力に貢献してるし、キャラが背景に馴染んでる。技術的な事を言えばキャラとの縮尺やパースも正確。漫画論じゃなく好き嫌いでしょ。
2011-11-30 05:22:48作品を世に出すという事は批判非難批評の覚悟を伴うので誰が何を言っても問題ないはず。ただ、公言しない方が人間関係において無難というだけ。めんどくさいけどお互い人間だから仕方ないし、人間関係のネガティブな面でしかない。しかし作品はただ在るのみ。どんな内容でも世に出た作品は潔い。
2011-11-30 06:14:46作品は受け手の物と言いつつ、褒められたら素直に嬉しい。でもそういう時だけ作品と自分をリンクさせるのもズルイ。本気で作品と作家を切り離したいならこういう場には出ないものだ。要はかまってちゃんなのである。自分の作品に迷惑をかけて不甲斐ない。
2011-11-30 06:31:44カサハラテツロー 先生『RIDEBACK』『ザッドランナー』
これには、物凄く同感!「背景をないがしろにしないで!」と思う作品に時々出くわしては、悪態をついてます。RT @Eguchinn: ああもう、背景が写真や映画そのもののような漫画は死ぬ程うんざりだ。
2011-11-30 08:10:21ただ、最近ちょいちょい出掛ける先で拝見する、若い人達の漫画を見ると「背景がない」さらに「背景が全く感じられない」作品に出くわす。しかもびっくりするくらい多く!…読んでいて不安を感じます。
2011-11-30 08:14:03@Eguchinn (ありがとうございます。この話題はこちらが全部引き受けますので、面倒なものは「カサハラテツローに言ってやれ!とふっちゃってください・笑)
2011-11-30 08:15:31同じトレスでも「自分独自のフィルター」を認識してるかどうかは重要ですね。RT @ttachibana0720: 絵なのにカメラを通して描くことによってリアルを得ようとする今の漫画的な表現に違和感を感じるのに近いかもですね。ハレーションを見て…
2011-11-30 08:19:27描いてあれば良い…でもないとは思いますが、頭から全く意識されてない漫画は多いかもですね。RT @yumemue: 白い原稿の問題はちょうど昨日担当者と話して問題視してました。そこで20代以降の年齢が高い読者はある程度描き込んだ絵を好み10代の若年層は白い絵を好む傾向が…
2011-11-30 08:21:02編集者でもその辺の問題意識の強さには、ムラがあると思う。「キャラ漫画こそ重要」という方も結構居て、「カサハラさんの漫画は画面がうるさめの傾向があるから、背景を無くせばもっと売れますよ」という方もいる。ひとつの考え方だとは思うけど、ボクは素直に同意しない派。(←面倒なヤツなの)
2011-11-30 08:25:08逆に言えば、若手の方は「ちょっとでも背景を意識」すれば、それだけで目立つ作品になる。ただ描くだけじゃなくて、主人公との位置関係をほんのちょっとでも意識してある背景。
2011-11-30 08:28:57「写真や映画そのものののような背景」が嫌なのは、そこに思考停止を感じてしまうから。気持ちよくない。逆に白バックの方が余程その場の空気を伝えることもある。水墨画の「余白の美」。
2011-11-30 08:35:46背景論。「写真を切り取って貼っただけ」もしくは「そもそも全く無くて舞台がどんな場所なのかが分からない」。これでも漫画は成立する。一度成立すると「それでいい」になってしまう。その蔓延が怖い。
2011-11-30 09:35:30「背景無し(写真を貼っただけも含めて)で成立する漫画」は2種類。「背景無しという舞台を設定」してる場合と「見た目に無くても、お約束である事になってる」場合。前者はともかく、後者の「お約束」の世界に、実は危惧を憶えてる。(続く
2011-11-30 09:40:35続き)ボクの世代は小学校〜高校と、チャンピオン全盛〜ジャンプ黄金期が被っている。つまり、猛烈な漫画読みの世代。なのに、同窓会等に行くと今はほとんど漫画を読んでないという。理由は要するに今のお約束についていけない。もしくは判らないということらしい(続く
2011-11-30 09:45:22続き)もちろん、そういうお約束の連鎖を積み上げて楽しむ文化もあって良いと思う。ただ、それがメインストリームになってしまうと、一度離れた読者は戻って来れず、漫画という文化自体がやせ細って行く可能性を危惧してしまうんです。背景は、それが顕著に出る部分かも(了
2011-11-30 09:48:24んー漫画に限らないのよね。ボクはしばらくTVドラマを見なくなってるけど、たまに見ると何が面白いのか全くついて行けないことがある。心情からテーマから何から何まで全部台詞でしゃべってる。とか、演じてる役者さんの実生活とメタ構造になっていて、役者さんを知らないと判んないとか。
2011-11-30 09:50:56こんなこと言うと、猛烈にバッシングされるの覚悟で言うと、たまーーーに昼間につけたTVでやってる韓流ドラマとか、途中から見ても役者を知らなくても、けっこうちゃんと面白かったりする。当たり前の手順を踏んだ上で、ちょっと目先が変わってたりするから不思議と興味が持続する感じ。
2011-11-30 09:54:38中村珍 先生『羣青』『アヴァール戦記』
浅野いにお先生は、作画(或いは他者への作画指示と理想の伝達)分野に於いて漫画業界屈指の表現力を持つ(考え無しに写実的なのではなく誌面は写真や映画では決して顕れることのない情緒に満ちている)素晴らしい作画家•演出家であると思ってきたので、話題になってる件について、まあ気分悪いな…。
2011-11-30 08:37:05花沢先生や浅野先生の(現場関係者が生む)絵を表現力の欠如•手抜きと呼ぶ人が居ることに恐れ入る。好みでないものに対する価値判断能力が著しく欠如しているのではないか。両者共に一言で合理化だコスト削減だ手抜きだと呼べるデジタルツールの使い方はしていないだろう。
2011-11-30 08:44:05