読書が社会にもたらした変容ー拷問や残虐刑を消滅させた?(異論・反論も)/大正期の「読書国民」の誕生について
- gryphonjapan
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@EzoeRyou あれは結論は結局、暴力の減少は意識の進化で、本を読んだ結果だという事になってるわけですか?それでビルゲイツが絶賛している?
2018-02-21 14:43:35@arima_yukimi こんにちは。上橋菜穂子先生の「〈物語を読むこと〉は、つまり他者を想像することであり、他者を思いやる力そのものです。」という言葉を思い出しました。
2018-02-21 14:43:42@EzoeRyou @n_en_u もし結論があれだとしたら、これは客観的にひどい話だと思うんです。どうなんでしょうね、これ。
2018-02-21 14:45:44「断片を示す/大事な情報を伏せる」で謎めいて語り始め「相手に質問させながら」全体像を明らかにしてく語り口を一回オタクが覚えると本当に悲惨であり、あらゆる場面でそれやるな・・・(魅力的な語り口みたいな思い込みだろうか)
2018-02-21 14:48:52@gustav_g98er 私は『銃・病原菌・鉄』を図書館で借りて途中で読むのをやめましたがね、もしあの本のどこかに「本を読むことで暴力が減った」というような説が書いてあって、読んだ人間の中で肯定されていたら、私はそれが何を根拠にしているか確認しつつ批判しますし、それの何もおかしな事だとは思いません。
2018-02-21 15:01:11@gustav_g98er 私は不当な事は何も求めてないつもりですが、ある一つの本を読んだ人たちの中で『本を読むことで暴力が減った』という説で盛り上がって、客観的な根拠を聞いても答えないなら、そのままやってれば良いです。ただその場合、何が知性的で進化しているのかサッパリ分かりませんがね。
2018-02-21 15:21:30人文書の内容紹介に「僕はそう思いません」「普通に考えたらxxでは」って日常の実感からリプライする人が一定数いるのだと、認識を新たにした。
2018-02-21 15:22:35@mutronix なぜそれをしたかと言えば、あの言説が差別的なものだったからです。事実ならなるほどゲイツ財団が支援している人らに本を読ませれば良い。しかし、示せる根拠は無いし、本好きのお祭りなわけでしょう。
2018-02-21 15:50:04@otoimi_gogen 差別に鈍感かもしれず恐縮ですが、ちなみにどのあたりを「差別的」とお感じになりましたか。(「本を読んだら虐殺が減った」というのは、ツイッターの自称本好きの人がRTして流れやすい「説」だろうよ、というのには同意)
2018-02-21 16:09:48@mutronix 因果関係があるかどうかが問題なんです。本当に本を読むことで暴力が少なくなったなら、事実だから仕方ない。でもその因果関係が無いなら、現代において比較的暴力がある所は本を読まないからそのままなのだ、というのは知と人格をむやみに結びつける差別です。私は他の要因ではないかと推測しました。
2018-02-21 16:21:37@mutronix そして差別的言説である以上は、根拠を問われたなら答えなければならないはずです。それぐらいなら示せるはずです。根拠を示さず、知と人格を結びつける差別的言説を続けるべきではありません。その本を読めというのも、他の本の場合を想定すれば分かりますが、別に正しいわけではありません。
2018-02-21 16:26:12@otoimi_gogen 本の内容を紹介した人も、差別的言説を広めた人として説明の義務があるとお考えなのですね。そのお気持ちに沿うなら、RTしたものの一人として極微量の責任を感じなくもありません。
2018-02-21 16:32:33大正時代と読書の普及
(音読から黙読ー「個人的読書」へ)
古本オモシロガリズム 図書館史、出版史、読書史。戦前絵葉書も 魂の双子が書いた『調べる技術』続き→libro-koseisha.co.jp/webcolumn_cate…
庶民に読書が広がるのが、日本の場合、大正時代なのであった… 明治末、小学校卒が男女とも9割を超へ、田舎の貧農も、いちおう本を読めるやうになったんぢゃが、そこで読まれるやうになったのは、総合雑誌類。 総合雑誌類といっても、農村や都市下層民は、講談雑誌(ある種の総合雑誌)を読むやうに twitter.com/arima_yukimi/s…
2018-02-21 15:30:52ちょうど今読んでるこの本で、何千年も当たり前に行われてた拷問や残虐刑が18世紀頃に突然姿を消した要因として、出版の爆発的増加、即ち読書習慣の普及が挙げられてるんだよ。 人々が読書を通じて他者の視点を体験することで、他者に共感する能力が育まれ、社会規範の進歩に繋がったんじゃないかって twitter.com/arima_yukimi/s…
2018-02-21 01:10:26サラリーマンや学生は総合雑誌を 女性は婦人雑誌を 少年は少年雑誌を 読むやうになり、日本全土を、reading public(読書公衆)が覆ってゆく… それが大正時代に進行した(´・ω・)ノ
2018-02-21 15:38:00大正末年に「円本」(1冊1円の廉価本―といっても今の感覚だと3、4千円か)が35万冊、50万冊などと、爆発的に売れたのは、それ以前、大正期に日本全土を読書公衆が―総合的雑誌を読むといふことで―覆ふやうになってゐたからぢゃった これは肇国以来、はじめての事態ぢゃったのぢゃ(´・ω・)ノ
2018-02-21 15:39:49専門学者が書いてくれないからとて、津野先生が自分で日本読書通史を書いたのはすごかったけれど、古代貴族の個人読書あたりを起点に書いたので、この、大正期における読書公衆の成立といふ読書革命がいまいちインパクトが弱くなってしまって残念(=゚ω゚=)
2018-02-21 15:54:14・読書と日本人 (岩波新書 新赤版 ; 1626) / 津野海太郎 著. 岩波書店, 2016.10 <UG11-L79> amazon.co.jp/%E8%AA%AD%E6%9… それでも、日本の読書通史はこれしかないから貴重…
2018-02-21 15:54:14ん?(・ω・。) 大正期まで庶民は個人読書をせんかったのかってか(σ・∀・)σ さうなりよ だって明治まで庶民や女性はまだまだ字を読めぬもん
2018-02-21 15:54:14明治期に普及した新聞紙にしたって、最初は、字を読める人(多くは家長・父親)が一家団欒時に、声に出して読み上げてゐたもんなんよ(σ・∀・)
2018-02-21 15:54:15個人的読書は、それころ古代貴族などによって行はれることもあったのだが、仏教の読経や、寺子屋の素読などのやうに、読書行為はみんなでやるものだったり、明治のお父さんの新聞読み上げのやうに、みんなで享受するものぢゃったのぢゃ 個人読書は一部エリートの所業だったのが…
2018-02-21 15:54:15とにもかくにも、国民全員が、個人的読書を行ふやうになった、という異常事態が大正期に出現したといふわけ(´・ω・)ノ これを称して、読書公衆の出現、といふ 以上は「読書国民の誕生」といふ本にあるよ(σ・∀・)σ
2018-02-21 15:54:16@shomotsubugyo 朗読とかそういう方向とのからみはどうなっとるのすかね、通史だからまぁ軽視されとつても仕方ないとは思いますが。
2018-02-21 15:55:08あゝしかれども、永嶺先生は中途半端に開明したまま他分野へ出奔してしまはれた。いまわちきに時間が十分あれば、日本における読書国民の誕生につき、新書1冊分くらゐオモシロな本が書けるのぢゃが… 残念なり…
2018-02-21 15:56:27