400年前の三世ものスピンオフ三国志小説! 江戸時代から日本各地で読まれ続けた三国志演義続編の日本語翻訳に関する話。
三国志演義の続編として、中国の明代に書かれて刊行された書物に「三国志後伝」というものがあります。日本に渡り、「通俗続三國志」・「通俗続後三国志」として翻訳され、現在でも古書やネットにおいて読むことができます。中国では三国志後伝は長い間、忘れ去られていましたが、「通俗続三國志」・「通俗続後三国志」は日本における江戸時代の三国志ブームの中で、何百年もの間、昭和に至るまで刊行されてきました。その変遷と流通を日本における三国志演義の受容とともに語るものです。こちらのまとめの姉妹編となります。https://togetter.com/li/1247279
- mamesiba195
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まめ@史記人物大好きクリエイター
@mamesiba195
全て完結しているわけではありませんが、原作の三国志後伝自体が未完で終わっているため、翻訳としては、大きな問題ではありません。原文の直訳よりは、読みやすくなっております。
2018-11-16 23:28:23
まめ@史記人物大好きクリエイター
@mamesiba195
個人的には、他の邦訳されている三国志演義のスピンオフ作品、「反三国志」や「後三国演義」よりは遥かに面白かったと感じたことを付け加えます。
2018-11-16 23:28:41
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反三国志演義
『反三国志演義』(はんさんごくしえんぎ)は、周大荒によって執筆された三国志物の小説。通称『反三国志』。新聞『民徳報』において1924年に連載開始され、1930年に完結した。 中国四大奇書の一つである『三国志演義』をベースにしながらも、周大荒自身が北京市内の古書店で購入した『三国旧志』なる怪しい古文書などをヒントにして書かれたとされている。 後の王朝が正統と認めた歴史書である正史には、しばしば編纂を行った王朝にとって都合の悪い記録などが削除されるなどといった改変が行われることにより、事実と異なることも記載さ
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後三国石珠演義
『後三国石珠演義』(こうさんごくせきじゅえんぎ)は、中国の清代に書かれた小説。原著者は不明で、刊行年代についても明確ではないが乾隆5年(1740年)が有力。 内容は、西晋の末期に石珠と劉弘祖が協力して、晋を滅ぼし、劉弘祖が漢王となり善政を施す場面で終わる。タイトルにも「後三国」とあり、三国鼎立から晋の天下統一までを描いている三国志演義の後日談とも言える作品。 もっとも、妖術・方術使いが大量に登場する荒唐無稽な内容となっており、三国志演義のような歴史小説色はかなり薄い。また、主人公格のキャラクターである石珠
まめ@史記人物大好きクリエイター
@mamesiba195
ここまでおつきあい下さった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました。繰読解や引用についての責任は私にありますので、ご理解ください。ご意見やご指摘がございましたら、助かります。
2018-11-16 23:29:30