発達障害者ONLYの職場で能力全開で働く人たちのこと
@No057 仰っている「アイディアの提供」というのがコンサルティングに近いものだとしたら、戦略コンサルティングファームなどに就職するのが近道ではあります。私も気が散っているので業界横断の調査執筆から入り、現職にシフトしました。振り返って思うこと、それは「筋通しときゃよかった」。
2012-07-12 23:28:23@NipponLover なるほど。納得。 それと、考えたのですが、私達の様な発達障害の人達って全部色んな個性があって、貴方の働いている職場ではお互いが弱点をカバーしあってるのを知って、何となくゲームやアニメの世界の主人公達みたいで毎日楽しそうだなって思いました。
2012-07-12 23:35:05@askanuma 「我々の間にチームプレイ等と言う都合のいい言い訳は存在しない。必要なのはスタンドプレーの結果として生じるチームワークだけだ」まさにこれだー
2012-07-12 23:29:01ちょうど、昔の私が知りたかったことを訊かれたので、あくまで個人的な反省を踏まえた話として、「気が散っているADD/ADHDに適した仕事の話」を少しします。
2012-07-12 23:33:06私は家でそこそこ凄まじい虐待を受けてきたので、大人になっても慢性的に体調が悪く、気が散っていて、頭痛は止まず、うつ傾向で、「死にたい」としか考えられませんでした。それでも好きなことだけはできました。私の好きなことは「書くこと」です。
2012-07-12 23:35:48書くことさえできるなら、なんでもいい。最初はそう思っていました。ゴーストライターとして知らない人の著作を書いたり、遊びすぎた大学生の卒論を代筆したりして小銭を稼いできました。そのうち、集中できる分野とそうでない分野があると気づき、心理的に抵抗がない分野を突き詰めようと決めました。
2012-07-12 23:37:12結果的に、普通の人が聞いたら眉をひそめるような領域の知識体系に私は到達し、それの知識習得とアップデートを集中して図りました。ここまでくると、気が散る人間だなんてことが嘘のように、過集中できました。そしてその分野で数冊本を出した後、過集中しすぎてぶっ倒れました。
2012-07-12 23:39:28体調管理、心の管理ができるようになる必要がありました。いくら楽しくても3日も4日も飲まず食わずの不眠不休で書いていたら、人間は倒れます。それを知るまでには時間がかかりました。自分の身体のことをまったくといっていいほど把握していなかったので。
2012-07-12 23:41:07そして「あ、自分のことが全然大事じゃないから自分の体調管理はできないや」との結論に至り、会社に管理してもらおうと決めます。会社といってもその分野を扱う最先端、最上流しか見ていませんでした。それでたどり着いたのが今の会社。
2012-07-12 23:42:26振り返って気づいたことがいくつかあります。まず、「気が散っている」という特性は、特定領域に関しては例外的に発動しないということ。次に「好き」な領域で発動する過集中をうまく制御できれば、効率良く仕事ができるということ。そして、できないことはできないと潔く諦めた方が、捗るということ。
2012-07-12 23:45:20敵がなにか、己が誰か、発達障害持ちやサバイバーは、あいまいにしか捉えていないことが多いのではないでしょうか。疲れた、もういやだ、生きにくい、楽になりたい。そんな苦悩にハックされて、具体的に自分を育てることができていない人が少なくありません。
2012-07-12 23:48:13「会社に向いていないから起業しよう」「自分は変わっているからフリーで働こう」。こういった考えは安易です。親にカネがあればいいでしょうが、誰も頼ることができないなら、借金せずに生き延びる必要があります。それにはまず、自分の特性の把握に努め、そして能力の向上に集中するのが得策です。
2012-07-12 23:50:35若者には時間があり、選択肢は無数にあります。しかし集中と選択は必要です。人生はやり直しがきかないので、死ぬまでの時間を暫定で割り出し、何歳でどうなっていたいのかという譲れない願いを絞り、そうなるために不可欠なスキル・実績を身につけるため「今なにをすべきか」の工程表を作りましょう。
2012-07-12 23:53:14楽して稼げるとか不労所得がどうたらとか、そういうのにADHDはノリやすいんですが、世の中はもっと具体的に細やかに運用されていますので、曖昧な夢を見るのは十代で終わりにするのが得策かと思います。
2012-07-12 23:54:13すべての命は生まれた瞬間から、死に向かって突き進んでいます。死がいつ訪れるかなんて誰にもわかりません。考えるだけ無駄です。私は一日でも早くラクになりたいですが、生きちゃってるから仕方ない。せめてこの身を消費財として、大事な人の生きる世の中に、少しでも貢献したいと考えています。
2012-07-12 23:56:21自分が幸せになるために努力できなくとも、大事な誰かのためになら努力できたりします。自分が大事だと思えないサバイバーでも、手元に残ってしまったその生命で、「なにかできることがある」という事実を正しく認識すれば、自分なり好きな人なり、とにかく誰かが救われる可能性は一気に高められます。
2012-07-12 23:58:07未来は茫漠とした不安に包まれ、正確に人生を計画することは困難と思われやすいものです。しかしアスペルガーが凄まじい分析力で近い未来を推測できるように、誰でも主観を排した的確な認知さえ心がければ、未来を手中に収められます。
2012-07-13 00:00:17自分にできること、できないこと。稼ぐ金額、使う金額。大事な人、関わりたくない人。将来やりたいこと、やりたくないこと。いまできること、したくないこと、できないこと。障壁と武器と。この辺りの情報を一度整理してしまえば、夢見がちな白地図は実現可能な青写真に変えることができるでしょう。
2012-07-13 00:02:52@No057 あ、まさにパーティ組んでる感じですね。結果的にそうなったようですが、敢えて「Lv.55アスペ」「Lv.30ADHD」「Lv.60PDD」とかで出会えるSNSなんかあったら使えそうw あ、フラッシュアイディアだから製作なんてとりかかったらダメですよ、挫折するからw
2012-07-13 00:17:51@xkzkx こういう職場、増えるといいですよね。「独占/寡占企業」「役所系の特殊なところ」「元国営」「日本で唯一の業界専門誌」に、こういう職場はあると思います。
2012-07-13 00:19:37“出来る事なら不自由な体を捨て、ネットの海へ漕ぎ出したいと考えていた”私が、不自由なりに幸せになっちゃったんだから世の中わからない。可能な限り戦略とノウハウと、そして感謝は書き残しておく。
2012-07-13 00:48:27香塵堂さんが発達障害の多い職場について呟いていたけど、うちの社員も数名発達障害な人がいて、一人は何日もお風呂に入らないほどで上司はやっぱり大変そう。だから、やわらげることが大事だなと思う。「やわらぎ」がなにより「結ぶ」と、日々思う。――大いなる和らぎの国の明日はどっちでしょう。
2012-07-13 01:08:36